一昨日の夕方、親戚でもあり友人でもあるキミちゃん(同い年の60歳既婚女性で孫2人)から電話があり、
「明日空いてる?インターネットラジオに出てほしいねんけど!」
「ちょうどまるまる空いてるよ!」と私。
「そしたら、友達の担当者のTさんから詳しい事電話してもらうね。」 

「初めまして、Tです。急なお願いで申し訳ありませんが、明日12時半に新大阪に来ていただけます?その時に思い出の曲を紹介したいのでCDを2枚お願いします。」 

で、快諾したものの、喋りはどうにでも平気だが、CDが問題で、一つはストラビンスキーの「火の鳥」でいいのだけれど、もう一曲を何にするかを考えた時、「お能」が浮かんだ。
2010年に大阪南港ATC で、個展を開いたときにテーマの一つに「お能の世界」を表現したくて、「船弁慶」から「静か御前」の作品を作りました。この作品は大阪能楽会館に有ります。
制作風景から当時神戸元町の芸術家展に出品する様子が当時テレビ東京で紹介されました。

それで、突然のことで当然手元に無く、数年ぶりにお能の資料などでお世話になった能楽師の大西礼久 氏にお電話でお能のCDをお借りしたいとご連絡しました。残念ながらDVDかカセットテープしかないとの事でした。

結果 、曲の紹介の時間もあるので、「火の鳥」の中から「カスチェの戦い」と「終曲」部分をかけました。
放送日は、3月22日の午前9時と12時と21時と24時 だそうです。
ゆったリンクあるいはソウルポートラジオでマダムこと寺尾さんとのお話でした。
芸術家の北條日出子さんと紹介していただき、取り留めもなく「火の鳥」や子供のころのエピソードを話してきました。

130628_1503~02
一般的に商品には、適正価格がありますよね。

私たちが仕事の依頼を受けると、見積書を提出します。

仕事を初めて1年目の頃、三十数年前の事ですが、設計事務所から指定業者として紹介され、ステンドグラスを新しいマンションに入れる事になり 、入札で決まった建築会社に初めて打合せに行った時の事を思い出します。
当時、まだ20代後半の、ウラワカキ乙女?の頃、40代くらいの建築会社の積算課の課長との会話、
 
 課長 「今回のステンドグラスですが、いくらになりますか?」
 私  「ハイ?お見積りを送らせて頂きましたとおりですが!?」
うちが送った資料を手にしながら、そこにはちゃんと見積書が有るのですが、
 課長 「いや、ですから、ネットはいくらですか?」

 私、・・・・・何のことやろ?ネット?この人は、ステンドグラスの事を知らずにネット(網?)で組んだ中に色ガラスをはめるか流し込むかと思ってはるのやろか?
 
 私  「ネットは使いません。」
 課長 「うちも予算の70%で受けた仕事ですから、そのままの値段では、困ります。
     御社の見積額の60%でお願いしたいのですが!」
 私  「ええ!40%も値引きしますと、作品は出来上がりません。材料代が丸丸赤字になります。」
 課長 「しかし、うちも70%で受けた以上、損は出来ないので、ステンドグラスは、うちの工事より
     外して頂く事になります。」

後日、70%で何とかおさめ、仕事を受けました。
ネットとは網でも、ざるでもなく、金額を出来るだけ振り落とし最後に残った金額の事を言うらしく、最初から余分な金額が入っていない、正味の金額を書いていた私が学習したことでした。

その後も、建築会社によっては、指定業者で図面上にスタジオ・デコの名前も連絡先もデザインが有っても、他社(偽物本当のステンドグラスではないところも含めて)に、相見積もりをとり、少しでも安いところえと、すり替えてしまう場合があり、そうなると、安っぽく全然違うものに成ってしまうことがあります。
その後は、必ずオーナー様(施主)に、直に紹介して頂く事にしました。

当初は、建築物にステンドグラスがはまる事は一般的に大変珍しい事だったため、公共事業や豪邸など限られたところが多かったためか、中小の建築会社では、ほとんど扱われていなかったようです。

言い換えると、逆パターンもありました。
三十数年前、ステンドグラスの設計単価は、1平米60万円でした。そして、複雑な作家物で1平米100万円ぐらいでした。(スーパー大手ゼネコン関係者からの情報)
しかし、ステンドグラス工房の平均単価は、普通のステンドグラスで1平米20万円、高級材料を使って平米30万から35万円でした。

30年程前に、あるスーパー大手ゼネコンより仕事を頂き、高級ガラスを使い見積もった金額が、平米35万円で出しましたところ、なかなかデザインで了解が取れず、何度も書き直しを言われました。せっかく頑張って画いているのに、なかなかオッケーがもらえず、現場からは、まだかと毎朝文句の電話がかかり、別にうちが悪い訳では無いのにと思い、少し腹立ちまぎれに、いつもの倍の見積もりを書きました。
すると、一発でデザインが決まり、追加注文まで頂きました。
気に入らなかったのはお値段が安すぎたからだったのです。
良いものは、高いとの認識が有る事に気が付きました。
それと、ステンドグラス工房の営業形態にも、問題が有りました。
老舗の工房がそんなに数が有る訳でもなく、大型のステンドグラスのデザインが工房で画かれる事も少なく、キリスト教教会では、宗教画家が下絵を描かれたり、デザインと制作費が分かれている場合が多かったのです。





 

↑このページのトップヘ